バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2011/05/18

コンシェルジュサービスとプラチナカード

特定カードの話題が続いたので,少しひとやすみして一般的な話を.コンシェルジュ(concierge)というサービスがある.これは一般的には高級ホテルの総合案内サービスを指す言葉で,宿泊客の様々なニーズに対して回答・案内・予約といった手配をしてくれるサービスとして知られる.カード付帯ではないが,独立系コンシェルジュサービスのサービスガイド(こちらは年会費10万越えだが)を見ればイメージがつかめるだろう.近年はdocomoの携帯に住んでいる羊の執事のほうが有名かもしれないが.


さておき,本ブログで取り上げるからには当然クレジットカードに付帯されるコンシェルジュサービスの話.一般的にはプラチナと言われるクラスのカードに付帯されるコンシェルジュサービス.特徴としては24時間受付,あいまいな条件での旅行チケット,ホテル,レストランの候補提示と手配,観劇チケットや商品検索と手配,といったところがその主な業務範囲だろうか.こちらのブログではいくつかのコンシェルジュデスクを使い分けた時の感想があり,実際の利用方法や各デスクの性格の違い等,非常に参考になる.

一昔前までは,だいたい年会費が5万円程度のものが多く,招待のみで申し込みも直接は受け付けてないものがほとんどであったが,ここ数年総量規制等の影響もあるのか団塊Jr.を狙ってのことなのか3万円台のカードや申込制のカードが増えてきている.以下に主なものとその年会費を列挙する.



5万円ぐらいがボリュームゾーンだったものが3万円台に落ちてきてるという状況がわかるだろうか.あとはAMEX提携系に至っては2万円台となかなかお手軽価格だ.ゴールド系サービスに加え,コンシェルジュ,空港ラウンジ,誕生日プレゼント,ポイント優遇・キャッシュバックあたりが特徴的なサービスで,やはりある程度値段に応じて削られているサービスがある.

私自身はANAマイル(の還元率)至上主義なので決裁はできるだけANAカードに集約しているが,プラチナのコンシェルジュサービスにも興味がある&メインのANAカードがJCBで,海外等でたまに使えないことがあるのでそれを補う意味でもどれか1枚作ってみようかなぁ,とここ数ヶ月逡巡していたところだった.

ちなみにスマートフォンでどこでもインターネット検索できる環境を持ってる近頃の若い者に,ほんとうにコンシェルジュサービスが必要なのかというと結構疑問だったりする.これまでの年寄向けのコンシェルジュサービスは,そういう細かいことが苦手な年寄向けに情報機器を駆使して様々な情報を与えてくれるのが大きな強みだった側面はあるだろう.もちろん普通だとアクセスできない老舗へのアクセスなんかも多少はあったかもしれないし,海外で言語の壁があるような場合にはありがたいだろう.

個人的には,いくつかの店に実際に電話をかけて確かめる必要があるようなタイプの手配は割と苦手なので,そのへんがカバーできるとありがたいかもしれない.いずれにせよ,プラチナカードはそろそろデジタルネイティブとまでは言わなくても,それなりにインターネットに熟練した層が持ち初めているのだから,サービス側もそれに併せた意識改革は必要だろう.そういう中,メールやウェブから問い合わせができるようなコンシェルジュも増えているようで,今後に期待したい.



1 件のコメント:

  1. いつも貴重な情報ありがとうございます
    サービスの内容が旧態前で進歩が少ない分野になりつつあります
    当方もcitiなど考えましたが個性に欠けます
    ユーザーサイドの意見を積極的に取り入れて欲しいものです

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