危ない企業300社リスト,というものがある.これは,民間の信用調査会社であるTOKEI 東京経済株式会社が作成する要注意企業リスト.年二回のセミナー(2月と8月)でそれぞれ1万円の有料セミナー参加者に配布されている.新聞報道というよりは週刊誌ネタ,夕刊紙ネタになるような情報源ではあるが,それなりの実績があるようで,ビジネスとしては成功している模様.
このリストに野村證券が登場したということで話題になっている.記事にしたのは最近はSBIに喧嘩を売っているFACTA.危機説はここ1年ぐらい何度か取り上げたので,本ブログの過去記事を参照.
バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.
2012/04/26
2011/12/25
野村証券の行方 銀行傘下か銀行免許取得か,あるいは?
野村證券を巡ってネット上でちょっとした騒ぎが起きている.経緯は"「野村証券潰れる」拡散を公式否定"(ゆかしメディア)や"野村證券、ネットの「危機説」に反論 「根拠のない憶測、法的対応を検討」"(J-CAST)を参照してもらうとして,本ブログでも多少野村證券の件は追っていたので,情報を少し整理しておこう.
以下は本ブログ内記事へのリンクになるが,これまでの経緯として.
以下は本ブログ内記事へのリンクになるが,これまでの経緯として.
- 週刊ダイヤモンドでのメガバンクによる争奪戦についての記事 (2011/11/02)
- 闇株新聞の記事による東京三菱UFJと野村双方の今に至るまでの事情 (2011/11/14)
- 英フィナンシャルタイムズによる野村総研・不動産売却に関する報道 (2011/11/24)
2011/11/24
野村不動産・野村総研身売りか?
欧州危機に端を発するメガバンクによる野村證券争奪戦,野村争奪戦-煽っておいて,結論は買収成立はないだろうってさ,野村證券と三菱東京UFJ銀行,それぞれの迷走,と,ここのところ取り上げてきた野村ホールディングス,いよいよ追い詰められてきて延命策に手をつける羽目になったのか,野村不動産・野村総研の売却を検討中との英フィナンシャルタイムズ記事をロイター等が報じている.
2011/11/14
野村證券と三菱東京UFJ銀行,それぞれの迷走
オリンパスを刺して名を上げたFACTAのブログで取り上げられている元野村證券マンS氏の匿名(?)ブログ,日刊闇株新聞というのを読んでみた.なかなか題名といいトップロゴといい,おどろおどろしいものを感じるが,内容は比較的まとも.古くは宮崎学,最近だと佐藤優他多数の反検察系フォロワーが共通して持つ,元インサイダーが組織へのルサンチマンを抱えつつ書き綴る暴露系の文章.インサイダーであるが故に情報は濃く,考察も深いのだが,その目的地が特定組織への恨みになっているので多少の歪みは覚悟して読む必要がある.本ブログは相場云々について語るのが目的ではないので,さらっと紹介.
2011/11/02
野村争奪戦-煽っておいて,結論は買収成立はないだろうってさ
先日の野村證券争奪戦に関する記事がやけにアクセスを集めたので,というわけではないが,週刊ダイヤモンドの11月5日号を買ってきた.
野村證券争奪戦については6ページが割かれている.大和証券に対する株価の割安感(終値ベースでの逆転は2011/09/06が上場来初,10/04には1980年以降で最安値の261円で株式時価総額が1兆円を割り込んだ)から始まり,リーマン買収後の海外事業の苦戦について触れられている.どうやら同業他社(JPモルガン・チェース,ゴールドマン・サックス,クレディ・スイス)と比較してコスト率が倍近いということのようだ.
野村證券争奪戦については6ページが割かれている.大和証券に対する株価の割安感(終値ベースでの逆転は2011/09/06が上場来初,10/04には1980年以降で最安値の261円で株式時価総額が1兆円を割り込んだ)から始まり,リーマン買収後の海外事業の苦戦について触れられている.どうやら同業他社(JPモルガン・チェース,ゴールドマン・サックス,クレディ・スイス)と比較してコスト率が倍近いということのようだ.
2011/10/28
欧州危機に端を発するメガバンクによる野村證券争奪戦
週刊ダイヤモンドの11月5日号の特集,「野村争奪戦で幕が開く!金融大波乱」の先どり次号予告メールが来ていたので紹介.なんでこのタイミングで野村證券が?と思ったので普段読み捨てているメールをざっと読んでみたところ,以下のような説明だった.
欧州危機は不良債権処理がようやく峠を越えた後,おとなしくしていた日本の金融機関にとってはそれほど大きな影響を及ぼすものではないのだが,唯一の例外が旧リーマンの欧州部門の買収で世界で一勝負かけようとした野村證券である.経営環境がにわかに厳しくなる中,メガバンクによる争奪戦が水面下で繰り広げられている.
てな感じで,概要だけだとよくわからないが,ちょっと一波乱ありそうな記事に仕上がっているようだ.目次を見ると,シミュレーションで複数のシナリオを評価しているようなので,野村が買収されるというのはかなりオーバーなシナリオのような気もするが,一方で震災の影響による地銀の破綻リスクなんかも載っている模様.あとは結局購入に至ってないが,国債に関する煽り記事も.まぁ,このへんはかなり「またか」感がないでもないが,もろもろ欧州危機のまとめにもなってそうなので久々に買っとくかな.
2011/11/02 追記: 買ってきたので感想をこちらに.
欧州危機は不良債権処理がようやく峠を越えた後,おとなしくしていた日本の金融機関にとってはそれほど大きな影響を及ぼすものではないのだが,唯一の例外が旧リーマンの欧州部門の買収で世界で一勝負かけようとした野村證券である.経営環境がにわかに厳しくなる中,メガバンクによる争奪戦が水面下で繰り広げられている.
てな感じで,概要だけだとよくわからないが,ちょっと一波乱ありそうな記事に仕上がっているようだ.目次を見ると,シミュレーションで複数のシナリオを評価しているようなので,野村が買収されるというのはかなりオーバーなシナリオのような気もするが,一方で震災の影響による地銀の破綻リスクなんかも載っている模様.あとは結局購入に至ってないが,国債に関する煽り記事も.まぁ,このへんはかなり「またか」感がないでもないが,もろもろ欧州危機のまとめにもなってそうなので久々に買っとくかな.
2011/11/02 追記: 買ってきたので感想をこちらに.
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