バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

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2017/10/01

JCBカード(ANA JCBスーパーフライヤーズ ゴールドカード)の設定見直しとか

引越しも伴ってもろもろのカード関連断捨離?が続く中,ようやく住所変更が反映されて転送ラベルを貼らずに料金明細等もボチボチ届くようになってきた今日この頃.整理ついでに家計簿ウェブサービスのマネーフォワードを有料契約までしちゃったわけだが,資産の可視化はなかなかインパクトが大きい.なんだかんでそれなりの金融資産になっちゃってしまってるわけで,ちょっと真面目に日々の収支や投資を管理しようとする気になってきた.

そのへんはまた追い追い書くとして,今回は手元に来た郵送物をひとつずつつぶしている話.で,JCBというかANA SFCは以前も書いたようにどっかで三井住友ブランドに切り替えようと思ってるので無駄作業になるのだが,キャンペーンがあったのでMyJチェック(登録で1000円キャッシュバック)と「支払い名人」(登録と5万円以上の利用で1500円キャッシュバック)を申し込んでみたり.

明細の電子化はあとで確認するためにいちおう各種サービスではできるだけ紙で送ってもらうようにしていたのだが,どうせ役に立ったことがないし,マネーフォワードで代替できるのでそろそろあきらめてポイント等がもらえるのであれば申し込んじゃおうかなと.

また,リボ払いは金利発生は許容しないものの,支払い金額を限度額以上に設定できるのなら申し込んでもいいかな,というちょっとした主旨替えで.まぁ,たかだか2500円だけどな.


2012/05/30

ANAマイレージクラブの搭乗頻度向上キャンペーン

昨年度末に数年続いた大阪での案件が終了したので,最近とんと飛行機とはごぶさた.SFCはカード会費(ANA SFC JCB GOLD)で維持しているものの,今年はブロンズすら維持できていない.ここらへん「キャンペーン攻勢 2012-5 (ANAマイレージクラブ)」を見ると上顧客で頻度が下がっている人向けのキャンペーンも張られているようだが,うちにはお声はかかっていない.



2012/03/26

2012年度のANAマイレージ関連改定のポイント

NIKKE TRENDYのサイトにまとめ記事「JALとビックカメラが大型提携! 春のマイレージ改定の損と得」が載っていたので紹介.しようと思ったが,自分に関係あるANAのほうに限っては,普通にANAの公式ページに載っているほうがわかりやすいのでそちら「~ANAマイレージクラブ~ 2012年4月からの新サービス導入・制度変更のご案内」から紹介.


2012/03/12

ANA アップグレードポイントの消化 / 羽田伊丹便でのアップグレード

年度末も近付くと,ANAアップグレードポイントが余ってくる.できるだけ長距離,できれば海外でのアップグレードに使いたいところなのだが,今年度は海外に行くこともなかったうえ,ほとんど東阪の往復にしか飛行機も使わなかったので,手付かずのポイントがプラチナ20にSFCの4で合計24ポイント,と思って明細を確認したら,昨年度末ギリギリでの海外出張時の帰国便が4月だったので,そこで8ポイント利用していた.というわけで,残り16ポイント.


2012/02/15

宣伝ページ編: ANA JCB CARD PREMIUM vs. ANA DINERS PREMIUM CARD

サービスの比較はほぼ前の記事で触れた通りだが,Diners プレミアムの紹介ページができていたので,ANA JCB CARD PREMIUMの申込みページと見比べてみたり.


さすがダイナース.なかなかの貫禄で.「ようこそ、特別な空へ。」というキャッチフレーズも決まっている.

2012/02/14

ボーイング 787 ドリームライナーに初搭乗

ここ数年毎月定例になっていた関西出張.実はこの仕事は今年度で終了なので今回含めてあと2往復.かつては新幹線で往復していたのを,飛行機での往復にしてANA ブロンズサービスを必死で取ったのを懐しく思い出す.そのあと海外出張が続いてプラチナからSFCを取得した経緯はこのへんにも書いたが,去年はほとんど飛ばなかったこともあり,今年はブロンズすら陥落してしまった.まぁ,SFCなので実質的には問題ないのだが.なんてことを思いながら,ちょっといつもより遅めの羽田から伊丹行きの便に乗り込んだところ,ん,なんか薄暗い?


しかも座席部分にテレビが!これは国際線機体でもまわってきたのかな,と思いきや,新機体のボーイング787ドリームライナーだということのようだ.

2012/02/13

ANAダイナース プレミアムカード 登場

ANA JCBカード PREMIUM発行の報せから遅れること9ヶ月.ついにJCB以外のブランドからのANAカードプレミアムの発行案内が.しかも,個人的には最近 ANA JCB GOLD SFC に替わってメインカードになりつつあるダイナースブランドから!というわけで,ANAダイナース プレミアムカード発行の発表が.


券面はシンプルでいい感じではないかと.では報道資料から詳細を読み解いていくことにしよう.

2011/12/06

ANA JCBカード プレミアム アップグレードのご案内/インビテーションの念押し?

MyJCB Spot Mail (MyJCB登録アドレスへの案内メール配信サービス)から表題の案内が来ていた.
2011年11月中旬にお送りいたしました「ANA JCBカード プレミアム」へのお切り替えについて、あらためてご案内いたします。

2011/11/30

ANA SFC JCB カードの来年度スターα達成

今年も無事に。」という記事を見て思い出した.ということで来年度のJCB STAR MEMBERSの権利確認.今年は入会キャンペーン狙いでダイナースカードを作ってそちらに決裁を集中させていたから無理かなとビクビクしながら確認したところ,わりとギリギリで達成できていた模様.


もっとも,マイラーにとってはOkidokiボーナスポイントはマイル移行率が低いので,それほど重視すべきポイントではないのだけれど.

2011/11/13

今更 ANA JCBカード PREMIUM のインビテーションが

メインカードが JCB ANA SFC GOLD だったので,いろいろ悩み,検討したあげくに結局インビテーションも来ないからなぁ,と見送った ANA JCBカード PREMIUM.忘れたころにこんな封筒が手元に…….


ぬぅ.封筒の表紙の透かしっぽい羽の印刷と,Invitation ANA JCB CARD PREMIUM,と書かれた冊子を挟み込んだ台紙が高級感を醸し出している.台紙には「人生のさらなる飛翔を目指す あなたにこそふさわしい,ANA JCBカードの最上位カード ANA JCB CARD PREMIUM」の刻印がされている.初回インビテーションとの差分は,限定5000名のネーム入り特製タグの案内が入ってない点ぐらいか.「ANA JCB スーパーフレイヤーズ会員の皆様へ」という一枚物が挟んであったが,これはSFC会員向けには以前から入っていたのかな.ウェブ上では非SFCな人の書類一式しか見あたらなかったので,今回がSFC会員中心に発送しているのかどうかは確認できず.

いちどは申し込みを断念したカードであるが,実際インビテーションを受け取ると多少心が動かないこともなかったり.

2011/09/29

クレジットカードチャージdeマイル獲得キャンペーン

なぜかオンライン上では情報がないので,今月のANA JCB(SFC GOLD)の明細に同封されていたキャンペーン情報を貼っておきます.


キャンペーン期間は2011/10/17~2011/11/15まで.期間中にANA SKY WEBまたはANA SKY WEB MOBILEの「MYキャンペーン」より参加登録のうえ,ANAカードから10,000円Edyにチャージすると100マイル,20,000円だと200マイルプレゼント.スマートフォンのおサイフケータイでオートチャージすれば100マイルプレゼント,だそうな.

2011/08/09

ANA JCB カード PREMIUM 発行目標達成か

当初年間発行1万枚,ノベルティ付きでの発行5000枚の予定(by プレスリリース)だったANA JCB カード PREMIUM だが,順調に発行枚数を伸ばしている模様.最初はインビテーションのみで,6月末あたりから資料請求や会員ページ等で一般向けにも申し込みが一部開放されていたのが,今日見たら一般のページからも普通にオンライン申し込みが可能となっていた.



こちらはマイレージカード全体のマーケティング状況に関するインタビュー記事だが,この中でも"ANA JCBカード会員へのインビテーション(招待)による先行募集ののち一般募集を開始しているが、ANA 営業推進本部 顧客マーケティング部 ロイヤリティ戦略チーム コーディネーター 伊藤菜月氏は、「初年度1万枚の発行を予定していますが、ゴールドカードからの切り替えも含め、計画を上回るペースでご入会いただいています」と成果を語る。"とあり,順調な伸びを伺わせる.

さすがに顧客セグメントの情報は公開されないだろうが,どういう層が多かったのかが気になる.THE CLASSからのシフトはどの程度あったのだろうか.マイルで貯めてる人にとっては,THE CLASSはちょっと使いにくいカードだからなぁ.今回の記事はANA側のコメントだったが,JCB側がどう捉えているかによってだいたいの動向がわかるかな.

2011/06/29

ANA JCBカード PREMIUM,一般申し込み開始

結局 ANA SFC JCB-G な私の手元には申込書が事前に届くことなく一般申し込みが開始された模様.もともとインビは JCB 主導で送られていたようなので「現役」の DIA, PLT(私はここ)はANAからの案内用に取っておいてあるのでは,とも思っていたのだが特にそういう動きはなかったようだ.



なお,このカードに対する私個人の結論としては,SFCとの比較記事(更新・搭乗マイルポイントサービスラウンジサービス)の中で見てきたように,
  • SFCではANAのサービスにおける差はそれほど大きくない
  • 私の使い方(決裁は会社)では決裁・ポイント上のメリットを最大限享受できない
  • プラチナサービスについては別のカードでも受益できる
ということで今回は見送ることにした.

2011/05/24

ANA JCB PREMIUM の位置付け再考 ANA SFC カードとの比較(その3) ~ラウンジサービス

ANA JCB PREMIUM に付帯しているエアライン関連サービスについて,更新・搭乗マイルポイントサービスと見てきたが,最後はラウンジサービスについて.



詳細は未公開なので推測も含まれるが,本カードに付帯しているラウジサービスは4種類あると考えられる.以下に列挙する.
  1. 一般ゴールド以上のカードに付帯されている,クレジットカードラウンジの利用権
  2. SFCカードに付帯されている,スターアライアンス系ラウンジの利用権(SFCカードのみ)
  3. Priority Pass による一部航空会社ラウンジの利用権
  4. 「ANAの国内線ご利用時に、国内空港のANAラウンジが無料で利用可能」
1. は普通のゴールドカードにもよく付いている,国内カード会社共用ラウンジの利用権なので説明は不要だろう.通常同伴者は有料での利用が可能.ラウンジ自体はしょぼい.ほとんどの空港ではセキュリティゲートの外側にあるのであまりゆっくりもできない.ノンアルコールドリンクぐらいは無料.早朝にはパン程度あり.空港によってはワンドリンク制や時間制限があるところも.

2.はSFCの共通特典.なんだかんだで年間飛行距離を一度は稼いだ人達のためのプログラムなので,ラウンジは快適.セキュリティゲート内でギリギリまで粘れる.アルコールあり.国際線だと食事もそれなりに.海外だとスターアライアンス加盟航空会社同士での相互利用なので,たまにとんでもなく豪勢なラウンジの場合も.同伴者1名無料.家族会員にもラウンジカード発行.

3.はPriority Pass という独立系のラウンジ利用プログラム.私はSFCを先に取ってしまったのでたまにスターアライアンス系のラウンジがない空港なんかに行った時には持ってればよかったなと思う時も.利用したことがないのでラウンジのランクは不明.プログラムのランクによって値段や無料範囲が異なる.THE CLASSと同じサービス内容だとすると,会費無料・本人無料・同伴者有料ということなのでスタンダード会員で都度利用料金はJCB負担,というプランかな.家族カードにはサービスは付帯されない(本会員のみ)模様
4.が比較対象がない本カードがおそらく初の特典.「国内」「ANAラウンジ」というところが微妙にポイント.こちらの一覧表を見れば一目瞭然だが,ANAの国内ラウンジには「ANA LOUNGE」,「signet」,「セントレアエアラウンジ」等複数のブランドがある.FFP(Frequent Flyers Program)会員のダイヤモンド・プラチナ及びSFC会員であればこれらは全て同伴者1名とともに無料で利用可能.ブロンズ会員はアップグレードポイントx2 or 1000マイルで利用可能(同伴者は1000マイル).あと羽田のANAラウンジのみ3000円で利用可能というANA My Choiceのプランが昨年度から追加されている.

で,「ANAラウンジ」だけに制限する意味がよくわからないので,単なる一般名詞だろうと思いきや,なんとプレミアムクラス利用者向けの利用可能ラウンジは「ANA LOUNGE」のみとなっている.具体的には,千歳・羽田・伊丹・福岡の4ラウンジ.ちなみに同伴者1名は無料.ということなので,おそらく ANA JCB PREMIUM カード会員向けはこれに準ずる扱いなのかなと想像.

2011.06.30: 国内線ラウンジ資格者一覧のページが更新され,利用可能ラウンジは「ANA LOUNGE」のみから羽田ANA SUITE LOUNGE(ダイヤモンド資格保持者専用ラウンジ)を除く全ラウンジとなっている.これはSFC非所持者には非常にお得.

まとめると,SFC持ってるのならPriority Passでスタアララウンジがないマイナー空港では多少利便性はアップするが,国内ではメリットなし.SFCがなければ国内主要都市の出張(千歳・羽田・伊丹・福岡)が多い人には快適.海外でも主要空港ではPriority Passが利用可能.もっとも,Priority Passが欲しいだけならもっと年会費の安いカードはあることには注意.ANAラウンジはプレミアクラスにアップグレードすればだいたい差額が7000円ぐらいで利用できるので,飯代込みと考えればこれでいいじゃん,という考え方もあり.さて.

主に伊丹と羽田でANA LOUNGEをそこそこヘビーに使ってるけど,仕事するには結構快適なので,未経験な人は一度7000円払って経験してみるのもお勧め.引くに引けなくなっても責任はとれませんが.


2011/05/19

ANA JCB PREMIUM の位置付け再考 ANA SFC カードとの比較(その2) ~ポイントサービスのメリット

本カードの利用でマイルが貯めやすくなる,というのは入会・継続マイルと搭乗マイル(こちらは前回の記事で触れた)と,さらにカード利用時のポイント移行,追加マイル付与の話がある.今回は後者について調べてみたのでまとめる.

一般的に,クレジットカードには利用金額に応じてポイントが貯まるポイントサービスがついている.通常のカードでもかなり低いレートでポイントをマイルに交換できるサービスがついている場合もあるが,ANA カードにおいてはこれらのポイントが標準的には利用金額の1%程度のマイルに変換できるというサービスが付帯している.カード種別によっては変換のために一定金額を変換のたびに支払う必要があったり,変換レートを犠牲にして変換料を払わずに済ませる等といったプランが用意されているのだが,ここではゴールドカード以上の話が中心なのでそのへんざっくり省略して,マイル変換代金はカード会費に含まれてるものとして話を進める.詳細が知りたい場合は,こちらの「クレジットカード会社のポイント移行手数料」あたりを参照されたし.



で,JCBのポイントサービスはOki Dokiポイントプラグラムで,1000円毎に1ポイント.これがANAカードだと1ポイント=10マイルで変換可能.これだけであればシンプルなのだが,Oki Doki ポイントプログラムにはボーナスポイントという概念があり,これが話を複雑にする.これは通常は1000円1ポイントのところ,前年のカードの利用実績に応じてポイントを割り増すJCB STAR MEMBERSと,提携サイトでの買い物でポイントを割り増すOkiDokiランドだ.他にもJCBトラベルでのポイント割り増しがある.

JCB STAR MEMBERSでは前年300万円以上の利用で25%,100万円以上で20%,50万以上で10%の割り増し.実はこれは2011年から増加率が改悪されたものだったりする.また,OkiDokiランドでは2~20倍,JCBトラベルでは3~10倍のポイントが貯まるのだが,これら割り増しによって貯まったポイントはボーナスポイント・優待ポイントと呼ばれ,通常のポイントとは異なる扱いとなる.こちらは2010年1月に改悪された制度なのだが,要は換算レートが通常1ポイント=10マイルなのが,ボーナス・優待ポイントでは1ポイント=3マイルと大幅ダウンされてしまうというものだ.

ここまでの予備知識を踏まえてもう一度プレスリリースを読み直してみよう.関係するのは「4.ショッピングのご利用でたまるJCBの「Oki Dokiポイント」を通常の2倍付与」の部分だ.インビ組の情報も総合すると,やはりここでの+1倍分はボーナスポイントとして読むのが正しいだろう.とすると,こちらの記事でも触れた通りマイル換算率は100円=1.3マイル,となる.非ANA系JCBカードでは還元率は0.8%,ANA JCBでも1.075%(1マイル1円という低めの換算)であることを考えると,1.3%(+ロイヤルαの0.075)は全てのカードを使った買い物に適用されることを考えると,かなりの還元率であるとは言える.

マイルの貯まり方についてはもうひとつ,「5.ANA航空券購入時、マイルを通常の2倍付与(100円につき2マイル)」というものがある.こちらについてはJCBではなくANA側の優待プランを理解する必要がある.それは提携店での利用で直接0.5~1%のマイルがマイレージプラスの口座に付与されるANAカードマイルプラス(かつてのショッピングα)である.おそらくはここで通常100円につき1マイルが付与されるものが2倍になると考えるのが妥当だろう.つまり,航空券購入にANA JCB PREMIUMカードを使うと,マイル換算で3.3マイルが貯まるということになる.

これはANA AMEX GOLD CARDに付与されてるサービスと類似している.同じ,ではなく類似と書いたのは,AMEXのほうでは「ANAグループでのご利用についてはポイント2倍となります」との表記で,機内販売も含んでいるという点,さらにはマイルの直接貯まるのではなくポイントのほうに+1倍分が貯まる点だ.AMEXではボーナスポイントと通常ポイントの区別がないため実質的にはほぼ同じ(1マイル分余分に貯まる)ことになる.

AMEXは入会キャンペーン等で一時的にポイント二倍等の施策を打っていたため,正確な情報収集がたいへんであった.細かい部分にあまり自信がないので,間違い等あれば指摘頂きたい.コメント欄の他,twitterアカウントもあるので気軽に声をかけてくれれば.

2011/05/17

ANA JCB PREMIUM の位置付け再考 ANA SFC カードとの比較(その1) ~継続・搭乗マイル

さて,だいぶ一時の興奮から醒めてきたところで,もうすこし冷静に今作ろうと考えていたカードについて比較考察してみたい.もともとこのブログで書いてきたように,私のメインカードはANA SFC JCB GOLD.最近はシティゴールドを取ったので,30万以上利用で年会費無料になるシティバンクダイナースカードと最近発行されたシティバンクセレクトVISAプラチナカードで初のコンシェルジュサービスを体験してみようかとか考えていたところだった.

ちなみに私の基本方針は,ポイントはできるだけマイルに交換して還元率を上げる.プラチナはちょっと試してみたい.SFCは既に持っている.といったことろか.あと特殊事情として,飛行機にはそこそこ仕事で乗る機会はあるものの,決裁は会社持ちという点がある.つまり,マイルは貯まるが決裁ポイントは貯まらない.

インビテーションを見てから検索してこのブログに辿りついた人達もいるようなので,少し基本に立ち帰ってこのカードの性格を分析してみる.本カードは基本的にはANAの上級カード+一般(JCB)の上級(プラチナ)カードの性格を持つ.これは,最初に紹介した記事に ANA SFC GOLD + JCB THE CLASS と書いたのとほぼ同じ意味.なので,ANA のマイルを貯めることに興味がない人,プラチナカードに興味がない人にはそもそも選択肢とならないカードだろう.したがって,他のANAカードと比べた実力,他のプラチナと比べた実力が次のポイントとなる.

まずは他のANAカードとの比較を見てみよう.今のところプレスリリースにもあるように,ANAカードラインアップの最上位であることは間違いない.ANAカードのラインアップによるとANAカードは一般・ワイド・ワイドゴールドの3つに大きく分かれており,ワイド・ワイドゴールドにはさらに年間の飛行機搭乗距離に応じて上級会員を達成した年にSFCを付与することできる.SFC取得への道については,先人達の豊富なブログがあるのでここではこれ以上触れない.SFC 修行,等でググっていただければ.

さて,これらカード間での差別化はこれまでは入会・継続ボーナスマイル,搭乗ボーナスマイルが中心で,だいたいこんな感じになっている.
  Normal Wide W Gold SFC Premium
入会・継続マイル 1000 2000 2000 4000 10000
搭乗マイル 10% 25% 25% 50% 50%
移行手数料(JCB) 2100 2100 0 0 0

これに加えてSFCだと優先チェックインだのSFC専用ダイヤルだのがあるが,これらは前年度の飛行距離に応じて与えられる上級会員向けのサービスと連動している.詳細はこのあたりを見ればわかるだろう.

ここで再度プレスリリースにある主要サービスを見てみる.「3.入会時ならびに毎年のカード継続時に10,000マイル、ANA便ご搭乗ごとに50%のボーナスマイルを進呈」は上述したとおりプレミアムでアップグレードされたサービスだろう.

残るANA系(と目される)サービスは,「5.ANA航空券購入時、マイルを通常の2倍付与(100円につき2マイル)」.これはANA AMEX GOLDについているサービスと同等なのかと思いきや,どうも少し違うようだ.ポイント種別や換算レートの違いでかなり複雑なことになっているので(その2)で説明を試みたい.「2.ANAの国内線ご利用時に、国内空港のANAラウンジが無料で利用可能」のラウンジ関連も同伴可・不可,ラウンジが(国内ANAラウンジ限定ということはsignetとかどうなるんだろうとか,意外に深い.これも続編で.

2011/05/15

ANA JCB PREMIUMインビテーション来ず.コンシェルジュデスクの委託先等

一昨日あたりからチラホラとANA JCB PREMIUMの入会インビテーション(招待状)の到着報告がネット上で見られるようになったが,残念ながら手元には今のところ来ていないようだ.ANA JCB SFC GOLDでは数年間そこそこ(とは言ってもスターα以上ロイヤルα未満)使ってメインカードにしているのだが,それだけでは条件にかからなかったようだ.SFC向けには別途案内パンフを送付するような情報もあるので,クラス持ちとクラスインビ条件に該当する非SFCなANAカード持ちを中心に声をかけているようにも見える.

インビテーションのパンフレットの内容はまだ断片的にしか上がってきていないが,新しい情報としてはPriority Pass(独自の空港ラウンジ利用権)が付くという話.まぁ,今時珍しくはない.メンバーズセレクション(年に1度のカタログギフト方式でのプレゼント)とグルメ・ベネフィット(指定レストランで2名で食事すると1名無料)についての記載はないとのこと.これだけ聞いてると,非常にANA寄りのパンフレットだなと感じられるが,SFCのパンフレットは確かにそんな感じ(ゴールドサービスについての記載はほとんどなし)だったような記憶もある.

あとはコンシェルジュデスクがJCBトラベルになってる点について,クラス以下だという指摘も一部なされているが,これは勘違い.ザ・クラスのパンフが何故か手元にあるのだが,こちらにもはっきり「(業務提携会社)株式会社JCBトラベル」との記載がある(以下の写真参照).このため,国内利用に関しては最高レベルとの評判が高いコンシェルジュサービスについてはクラス同等を期待してもいいのではないだろうか.


2011/05/12

ANA JCBカード PREMIUM に関する追加情報と推察,ネット上での噂

昨日の記事の続きで,ネット上をひととおりさまよって得た情報を付け加えてみる.結構不確かなものからなるほどなというものまでごった煮なので情報の取り扱いには注意.

まずは確度の高い情報というか,昨日の記事を書いた時点では見落していた点から.

プレスリリースの中にある写真に注目すると,本カードは「PREMIUM」と呼ばれているが,券面をよく見ると「ANA CARD」のロゴの横に「JCB PLATINUM」の文字が.さらにプレスリリース文をよく読んでみると次のような興味深い記述を発見できる.「ANAカードの最上位クラスとなる“PREMIUMカード”は「JCB」が先行して発行します」.ここから,ANAカード内での現状の格付け,ノーマル,WIDE,GOLDの3ランクのさらに上位にPREMIUMというANAとしての格付けが追加されると読むことができる.JCBが先行して,とあるようにVISA PREMIUMやDiners PREMIUMといったカードが登場する可能性がある,ということだろう.従って,本カードはJCB PLATINUM+ANA (SFC) PREMIUMカード,という位置付けになると考えられる.

これはJCB THE CLASSはプラチナカードか否か,という長年の論争(?)に終止符を打つ可能性がある重大な事実であるのだが,ここを深く考察すると泥沼にはまるのでこれぐらいで切り上げる.

あとはかなり不確かな情報であるが,ネット上での噂をいくつか付記しておく.まずは「4.ショッピングのご利用でたまるJCBの「Oki Dokiポイント」を通常の2倍付与」の解釈.これをボーナスポイントが同ポイント付くと解釈するのはそれなりに合理性があり,この場合は1.3マイル換算になる.まぁ,THE CLASSの0.5マイル換算に比べれば大幅アップだが,Diners Premiumの還元率には及ばない.スターα等はどうなるのかは少し気になる.さらに50%アップで1.45とか100%アップで1.6とかになるとかなりおいしいが,そこまでは欲張り過ぎだろう.

他にはデスクに問合せてみた系の報告がいくつか上がっている.匿名掲示板情報なので信頼性については眉に唾をつけて読む必要はあるが,このあたりを参考に.興味深い発言をピックアップすると,クラスと並ぶ最上級カード,ANA-JCB優良顧客の招待→ANA-JCB SFC会員への案内,ANA-JCBの一部通常会員,ANA-マイレージクラブの一部優良顧客への案内の後に一般募集,ステイタス維持の為に予定発行数量に達したら募集終了,あたり.なかなか練られたマーケティング戦略が垣間見える.

で,お前はどうするんだというのに関しては,インビテーションが来たら喜んでホイホイ乗ってしまうような気もするが,今のところはTHE CLASSの特典がどの程度載ってくるかによって決めるつもり.中でも実質会費2万円引きに相当するメンバーズセレクションの有無が決め手になるかなと思っている.SFC持ってなければメンセレ無しでも飛び付く価値はあるかとも思うが.
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