バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2011/01/05

社会情勢と世代論 バブル入社組の受難

ブログタイトルに「ロスジェネ」を冠しているので,たまにはこういう記事も.
大手銀行ではこれまで、45歳前後になると支店長や部長が出始め、50歳前後で同期のトップが役員に就く。そして、同期から役員が出るとその世代は銀行本体から出るのが業界内の暗黙のルールとなっている。
そのため、銀行員の大半は40代後半から50代前半で関連会社や取引先に出向させられる。30代の出向は銀行本体への復帰が約束された“ひも付き人事”なのに対し、40代後半からのそれは、二度と戻ることのない片道切符。その1年後には転籍となる。
銀行員としての人生は短く、長年、50歳が事実上の定年と見なされてきたほどだ。そのタイミングに、40代半ばを迎えたバブル入社組がさしかかっているのだ。
メガバンクで先陣切って始まる 「バブル入社組」の定年問題|ダイヤモンド・オンライン
団塊が定年になるとお金を使って景気が良くなる,とかいう楽天的な観測を流してきた(あるいはこれは広報活動だったのかも?)経済誌の次のネタかよ,という気がしないわけではないが,我々の世代は「あるある」と痛感している話題でもある.

はっきりバブル組としては認識していなかったが,そういや俺達はバブル組だからなぁ,と自嘲的に語る先輩は確かにいる.そうか,もう彼等は40代半ばなのだな.

上記の記事では銀行に特有の特殊な制度として描かれているが,公務員ではかなり露骨に,他にも日本型の旧来企業には同じような制度が生き残っている.本体と取引先,というほど露骨ではなくても,本社勤務組は50代で一旦退職し,子会社で給与を落として再雇用されるような仕組みは私の勤務先にもある.そして,子会社の業績悪化にともない受入れキャパが下がってきているのも同様だ.

どうせ自分達の世代にそんな天下りポストが残ってるわけがないと思っているので,我々の世代には危機感はなかったりする.かといって,自分達の将来に明確なビジョンがあるわけでもないのだが.まぁ,年金の崩壊にあわせて定年延長とかが来るんだろうな,どうせ人口も減ってるんだし.せいぜい健康には気をつけるか,というのは楽天的な見方に過ぎるだろうか.移民に職を追われる日は近いのかもしれない.


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