百貨店の個人向け外商とはいわゆる御用聞き営業というやつで,店舗外で直接客の家に訪問して商品売買をするという営業部のこと.百貨店以外でも小規模法人向け営業部に外商という名前が付いている場合もある.そういや入社直後に外回り営業研修をやらされた時の部署が,第○外商みたいな名前がついていたような記憶がそこはかとなく.
で,父親はサラリーマン,母親は専業主婦の典型的庶民家庭に育った身にはそもそも百貨店自体が無縁だったりするわけだが,そろそろいい年になってくるとお歳暮のつきあいとかも出てくるわけで,そういった時にまとめて百貨店で,なんて機会もあるわけだ.主に嫁が,ではあるが.
で,こういう時にサロンでまったり品物選びが(時には現物を見ながら)できる外商とかって便利そうだなぁと思うけど,そもそもどの程度の取り引きが必要なんだろうかと思ってざっと調べてみたところ,年間500万ぐらいの百貨店利用,年収1000万程度,サラリーマンなら上場企業の管理職5年以上はないと向こうから声はかからないようだ.あとは既会員に紹介してもらうという手が有力そうで,審査も都下の支店とかなら通らないこともないんじゃないかなとも思えるのだが,心当たりはないねぇ.
そもそも百貨店というコンテンツが終了しつつあるという話はもっともで,多少持ち直したとはいえ
百貨店売上高は絶望的な曲線を描いている.とはいえ,一方で滅びつつある伝統文化を味わうラストチャンスと考えて楽しんでみたいなという気持ちはある.これは
コンシェルジュについてかつて書いたのと似たような感じ.インターネットあればいらんだろうと思いつつも,いちどは使ってみたいなぁと.そういえばプラチナコンシェルジュのほうがドライなので,そっちを持ってればいらない,と言ってる人もいるな.外商(対面)>コンシェルジュ(電話)>インターネット(PC),といったところ?