バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2017/09/09

電力自由化とガス自由化 (2017年ガス小売自由化後のアクション)

電力自由化は2016年4月,ガス自由化は2017年4月から実施されている.とはいえ,現状電力では「小売全面自由化」なので電力の場合は送配電,ガスの場合はガス導管と呼ばれている電気やガスを各住宅に送り届ける部分は変わらない.大きく料金が変わってくる本命は電気だは2020年,ガスでは2022年に余地されている大手各社からの送配電・ガス導管の分離が実現してからだと思われ,それまでは事前の囲い込みの側面が強いだろう.


上の図は経産省のページから引っぱってきたものだが,現状だと送配電部分は地域毎の電力会社の独占になっている一方,発電部分は既に参入は自由である.今回小売が自由になったので,参入事業者は自社の発電設備や購入などで調達してきた電力を送配電網に流し込むことで差別化を図るというわけだ.


さて,ではこの状況で動くのは得なのか損なのか.個人的にはどうせたいしたメリットないし,後で動くときの変な制限になるのは嫌だからあまり興味は持っていなかったのだが,やけに電力会社やガス会社からパンフの郵送や電話営業(取らなかったが)が来るのでちょっと見てみるか,と調べてみた.

結論から言うと,自宅エリアは東京電力・東京ガス管内なのだが,とりあえず東京ガス側に寄せることにした.

大きな理由は,
  • 少くとも東京ガスのサービスだとX年縛り,という条件はない.
  • スマートメーターへの変更はどこの会社に変えるとしても(あるいは東京電力のまま変えないとしても)必要な手続きであり,賃貸でも原状回復等する必要はない.
  • スマートメーターに変更すると詳細情報が取れるようになるので細かい条件を見て乗り換え先をさらに検討することが可能になる.
というあたり.とりあえず損はなさそうなので,スマートメーカーに変更するだけが目的で申し込んでも悪くはないかなと.

なお,申し込み後に東京ガスから電話があったので何事かと思ったら,現状契約しているガスのプランが湯ったりエコぷらんという既に新規販売していないプランで3%割引だったのだが,今回の変更でずっともガスという自由化後向けプランに変更しても,ポイントが1.5%戻ってくるだけ(ここまで細かくは教えてくれなかったが)なので元のプランのほうが得ですよ,とのお報せだった.なんて良心的.なんとなくセットじゃないと申し込めないと思っていたので,この点も収穫だった.東京電力のプランだと,セットで申し込むことによる割引が結構設定されているので,このへんはまだ東京ガスは本気度が足りないのかもしれないが,消費者としてはありがたい.

数ヶ月運用してからまたもろもろ確認しようと思うが,なんとなくガスを東京電力,電気を東京ガス,とかにできれば目先は最も得な気もしている.なお,シミュレーション上は年間で1万円程度お得,との計算だった.一人暮らしだと厳しいかもしれないが,二人以上なら数千円ぐらいはプラス.専業主婦やペット,子供などがいればだいたい1万円以上は得になる感じだと思うが,各自計算を.

ちなみにうっかり東京ガストリプル割,なんかをつけてISPも割り引こうとすると2年縛りがついてしまうので注意.うちはドコモ光で割り引きを取りにいく予定なので,100円/月ぽっちの割り引きでロックされるわけにはいかないので.

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