バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2011/05/30

シティバンクの動きになんとなく不安感を

とりあえずはダイナース年会費とプラチナカード年会費半額を主な利点として,シティバンクを軸にしようと年初に考察したばかりなのだが,シティバンクの動きに少し不安を感じてきた.先日の記事にも書いたが,利益を産まない円建てのみでの利用者を切り捨てにかかってる可能性を感じている.シティバンクは円→ドルの変換時にぼったくる傾向があり,キャンペーン等で集めたお金をなんとかそこに持って行こうとする非常にわかりやすい銀行だ.そういう意味では,インターネットで情報収集して,真にお得なサービスのみ使おうという連中は彼らにとっては迷惑で,確かに利益率を考えると妥当な戦略だろう.あとは海外口座を所持して,円に戻す必要がない人にとっては依然としてメリットは大きいと思われる.この転換を本気でやられるとちょっと痛い.



かといって都銀のサービスもだいぶましになったとはいえ,まだまだだ.ざっくりとした認識として,ネットバンク>新生・シティ>>都銀という序列があったが,どうやらシティは円建てで見るとほぼ都銀と同列になりつつあるようだ.ちなみに主な評価の観点は,手数料・金利・投資信託.

ということで,ちょっとネット銀行含めて資金の回し方を考えてみることにしよう.知らないうちに大和証券が新しい銀行を作っていたり,ジャパンネット銀行がカード番号をサイト毎に発行できるVISAデビット(ワンタイムデビット)を作っていたりとそれなりに新しい動きはあるようだし.API叩ける口座とかがあればうれしいんだけど,さすがにそこまではまだ来てないようだ.自動振込みあたりから使えるところを探してみようかなと.

2011/05/27

シティバンクの普通口座の金利と,一般口座へのeセービング口座追加開設サービス終了へ

シティバンクに口座をお持ちのお客様の「eセービング口座」追加開設サービス終了のお知らせが出ている.eセービング口座は最低維持金額を下回っても口座維持手数料がかからないかわりに,ステートメントの電子化,支店の集約(インターネット支店になる),申込手続きのインターネット化(店頭では開設できない)等の各種合理化が進められている口座で,インターネットからの申し込みから5営業日で口座が開設される.書類送付等の手続き詳細は本ブログでも紹介したとおり.

登場当初(2007年10月)はeセービング口座の普通預金金利が0.5%と通常の倍ぐらいだったのだが,いつのまにやら差は縮まって,今日確認したところ,eセービングであろうがなかろうが0.02%.非eセービング口座でも利用可能なマルチマネー口座(決裁機能がない口座)での普通預金で0.03%にしたほうが高いというていたらくで,単なるシティバンク側にとって低コストな口座になり下がっている.

かつてはeセービング口座の高金利を享受するために,既存顧客に追加開設を認めていたのだろうが,こうなってしまうとメリットもないし廃止すること自体は問題ないだろう.口座維持費を無料にしたい既存顧客というのもいるだろうが,それはシティ側にとってメリットがないだろうし.

ちなみにeセービング口座の金利の動きをグラフにまとめてみた.先日05/12の金利引き下げでついに通常のマルチマネー口座を下回ってしまったということのようだ.とりあえず私のeセービングのお金もマルチマネー口座に移しておくか,あるいは新生銀行あたりに移すか…….これだと都銀の普通口座とかわらねぇじゃん.もう外貨運用しない顧客はいらないということなのだろうか.ちょっとcitigoldとのつきあいかたも含めて一考してみるつもり.



なにか新サービスに向けた布石ならいいのだけれどなぁ.撤退準備だったりして.

2011/05/24

ANA JCB PREMIUM の位置付け再考 ANA SFC カードとの比較(その3) ~ラウンジサービス

ANA JCB PREMIUM に付帯しているエアライン関連サービスについて,更新・搭乗マイルポイントサービスと見てきたが,最後はラウンジサービスについて.



詳細は未公開なので推測も含まれるが,本カードに付帯しているラウジサービスは4種類あると考えられる.以下に列挙する.
  1. 一般ゴールド以上のカードに付帯されている,クレジットカードラウンジの利用権
  2. SFCカードに付帯されている,スターアライアンス系ラウンジの利用権(SFCカードのみ)
  3. Priority Pass による一部航空会社ラウンジの利用権
  4. 「ANAの国内線ご利用時に、国内空港のANAラウンジが無料で利用可能」
1. は普通のゴールドカードにもよく付いている,国内カード会社共用ラウンジの利用権なので説明は不要だろう.通常同伴者は有料での利用が可能.ラウンジ自体はしょぼい.ほとんどの空港ではセキュリティゲートの外側にあるのであまりゆっくりもできない.ノンアルコールドリンクぐらいは無料.早朝にはパン程度あり.空港によってはワンドリンク制や時間制限があるところも.

2.はSFCの共通特典.なんだかんだで年間飛行距離を一度は稼いだ人達のためのプログラムなので,ラウンジは快適.セキュリティゲート内でギリギリまで粘れる.アルコールあり.国際線だと食事もそれなりに.海外だとスターアライアンス加盟航空会社同士での相互利用なので,たまにとんでもなく豪勢なラウンジの場合も.同伴者1名無料.家族会員にもラウンジカード発行.

3.はPriority Pass という独立系のラウンジ利用プログラム.私はSFCを先に取ってしまったのでたまにスターアライアンス系のラウンジがない空港なんかに行った時には持ってればよかったなと思う時も.利用したことがないのでラウンジのランクは不明.プログラムのランクによって値段や無料範囲が異なる.THE CLASSと同じサービス内容だとすると,会費無料・本人無料・同伴者有料ということなのでスタンダード会員で都度利用料金はJCB負担,というプランかな.家族カードにはサービスは付帯されない(本会員のみ)模様
4.が比較対象がない本カードがおそらく初の特典.「国内」「ANAラウンジ」というところが微妙にポイント.こちらの一覧表を見れば一目瞭然だが,ANAの国内ラウンジには「ANA LOUNGE」,「signet」,「セントレアエアラウンジ」等複数のブランドがある.FFP(Frequent Flyers Program)会員のダイヤモンド・プラチナ及びSFC会員であればこれらは全て同伴者1名とともに無料で利用可能.ブロンズ会員はアップグレードポイントx2 or 1000マイルで利用可能(同伴者は1000マイル).あと羽田のANAラウンジのみ3000円で利用可能というANA My Choiceのプランが昨年度から追加されている.

で,「ANAラウンジ」だけに制限する意味がよくわからないので,単なる一般名詞だろうと思いきや,なんとプレミアムクラス利用者向けの利用可能ラウンジは「ANA LOUNGE」のみとなっている.具体的には,千歳・羽田・伊丹・福岡の4ラウンジ.ちなみに同伴者1名は無料.ということなので,おそらく ANA JCB PREMIUM カード会員向けはこれに準ずる扱いなのかなと想像.

2011.06.30: 国内線ラウンジ資格者一覧のページが更新され,利用可能ラウンジは「ANA LOUNGE」のみから羽田ANA SUITE LOUNGE(ダイヤモンド資格保持者専用ラウンジ)を除く全ラウンジとなっている.これはSFC非所持者には非常にお得.

まとめると,SFC持ってるのならPriority Passでスタアララウンジがないマイナー空港では多少利便性はアップするが,国内ではメリットなし.SFCがなければ国内主要都市の出張(千歳・羽田・伊丹・福岡)が多い人には快適.海外でも主要空港ではPriority Passが利用可能.もっとも,Priority Passが欲しいだけならもっと年会費の安いカードはあることには注意.ANAラウンジはプレミアクラスにアップグレードすればだいたい差額が7000円ぐらいで利用できるので,飯代込みと考えればこれでいいじゃん,という考え方もあり.さて.

主に伊丹と羽田でANA LOUNGEをそこそこヘビーに使ってるけど,仕事するには結構快適なので,未経験な人は一度7000円払って経験してみるのもお勧め.引くに引けなくなっても責任はとれませんが.


2011/05/19

ANA JCB PREMIUM の位置付け再考 ANA SFC カードとの比較(その2) ~ポイントサービスのメリット

本カードの利用でマイルが貯めやすくなる,というのは入会・継続マイルと搭乗マイル(こちらは前回の記事で触れた)と,さらにカード利用時のポイント移行,追加マイル付与の話がある.今回は後者について調べてみたのでまとめる.

一般的に,クレジットカードには利用金額に応じてポイントが貯まるポイントサービスがついている.通常のカードでもかなり低いレートでポイントをマイルに交換できるサービスがついている場合もあるが,ANA カードにおいてはこれらのポイントが標準的には利用金額の1%程度のマイルに変換できるというサービスが付帯している.カード種別によっては変換のために一定金額を変換のたびに支払う必要があったり,変換レートを犠牲にして変換料を払わずに済ませる等といったプランが用意されているのだが,ここではゴールドカード以上の話が中心なのでそのへんざっくり省略して,マイル変換代金はカード会費に含まれてるものとして話を進める.詳細が知りたい場合は,こちらの「クレジットカード会社のポイント移行手数料」あたりを参照されたし.



で,JCBのポイントサービスはOki Dokiポイントプラグラムで,1000円毎に1ポイント.これがANAカードだと1ポイント=10マイルで変換可能.これだけであればシンプルなのだが,Oki Doki ポイントプログラムにはボーナスポイントという概念があり,これが話を複雑にする.これは通常は1000円1ポイントのところ,前年のカードの利用実績に応じてポイントを割り増すJCB STAR MEMBERSと,提携サイトでの買い物でポイントを割り増すOkiDokiランドだ.他にもJCBトラベルでのポイント割り増しがある.

JCB STAR MEMBERSでは前年300万円以上の利用で25%,100万円以上で20%,50万以上で10%の割り増し.実はこれは2011年から増加率が改悪されたものだったりする.また,OkiDokiランドでは2~20倍,JCBトラベルでは3~10倍のポイントが貯まるのだが,これら割り増しによって貯まったポイントはボーナスポイント・優待ポイントと呼ばれ,通常のポイントとは異なる扱いとなる.こちらは2010年1月に改悪された制度なのだが,要は換算レートが通常1ポイント=10マイルなのが,ボーナス・優待ポイントでは1ポイント=3マイルと大幅ダウンされてしまうというものだ.

ここまでの予備知識を踏まえてもう一度プレスリリースを読み直してみよう.関係するのは「4.ショッピングのご利用でたまるJCBの「Oki Dokiポイント」を通常の2倍付与」の部分だ.インビ組の情報も総合すると,やはりここでの+1倍分はボーナスポイントとして読むのが正しいだろう.とすると,こちらの記事でも触れた通りマイル換算率は100円=1.3マイル,となる.非ANA系JCBカードでは還元率は0.8%,ANA JCBでも1.075%(1マイル1円という低めの換算)であることを考えると,1.3%(+ロイヤルαの0.075)は全てのカードを使った買い物に適用されることを考えると,かなりの還元率であるとは言える.

マイルの貯まり方についてはもうひとつ,「5.ANA航空券購入時、マイルを通常の2倍付与(100円につき2マイル)」というものがある.こちらについてはJCBではなくANA側の優待プランを理解する必要がある.それは提携店での利用で直接0.5~1%のマイルがマイレージプラスの口座に付与されるANAカードマイルプラス(かつてのショッピングα)である.おそらくはここで通常100円につき1マイルが付与されるものが2倍になると考えるのが妥当だろう.つまり,航空券購入にANA JCB PREMIUMカードを使うと,マイル換算で3.3マイルが貯まるということになる.

これはANA AMEX GOLD CARDに付与されてるサービスと類似している.同じ,ではなく類似と書いたのは,AMEXのほうでは「ANAグループでのご利用についてはポイント2倍となります」との表記で,機内販売も含んでいるという点,さらにはマイルの直接貯まるのではなくポイントのほうに+1倍分が貯まる点だ.AMEXではボーナスポイントと通常ポイントの区別がないため実質的にはほぼ同じ(1マイル分余分に貯まる)ことになる.

AMEXは入会キャンペーン等で一時的にポイント二倍等の施策を打っていたため,正確な情報収集がたいへんであった.細かい部分にあまり自信がないので,間違い等あれば指摘頂きたい.コメント欄の他,twitterアカウントもあるので気軽に声をかけてくれれば.

2011/05/18

コンシェルジュサービスとプラチナカード

特定カードの話題が続いたので,少しひとやすみして一般的な話を.コンシェルジュ(concierge)というサービスがある.これは一般的には高級ホテルの総合案内サービスを指す言葉で,宿泊客の様々なニーズに対して回答・案内・予約といった手配をしてくれるサービスとして知られる.カード付帯ではないが,独立系コンシェルジュサービスのサービスガイド(こちらは年会費10万越えだが)を見ればイメージがつかめるだろう.近年はdocomoの携帯に住んでいる羊の執事のほうが有名かもしれないが.


さておき,本ブログで取り上げるからには当然クレジットカードに付帯されるコンシェルジュサービスの話.一般的にはプラチナと言われるクラスのカードに付帯されるコンシェルジュサービス.特徴としては24時間受付,あいまいな条件での旅行チケット,ホテル,レストランの候補提示と手配,観劇チケットや商品検索と手配,といったところがその主な業務範囲だろうか.こちらのブログではいくつかのコンシェルジュデスクを使い分けた時の感想があり,実際の利用方法や各デスクの性格の違い等,非常に参考になる.

一昔前までは,だいたい年会費が5万円程度のものが多く,招待のみで申し込みも直接は受け付けてないものがほとんどであったが,ここ数年総量規制等の影響もあるのか団塊Jr.を狙ってのことなのか3万円台のカードや申込制のカードが増えてきている.以下に主なものとその年会費を列挙する.



5万円ぐらいがボリュームゾーンだったものが3万円台に落ちてきてるという状況がわかるだろうか.あとはAMEX提携系に至っては2万円台となかなかお手軽価格だ.ゴールド系サービスに加え,コンシェルジュ,空港ラウンジ,誕生日プレゼント,ポイント優遇・キャッシュバックあたりが特徴的なサービスで,やはりある程度値段に応じて削られているサービスがある.

私自身はANAマイル(の還元率)至上主義なので決裁はできるだけANAカードに集約しているが,プラチナのコンシェルジュサービスにも興味がある&メインのANAカードがJCBで,海外等でたまに使えないことがあるのでそれを補う意味でもどれか1枚作ってみようかなぁ,とここ数ヶ月逡巡していたところだった.

ちなみにスマートフォンでどこでもインターネット検索できる環境を持ってる近頃の若い者に,ほんとうにコンシェルジュサービスが必要なのかというと結構疑問だったりする.これまでの年寄向けのコンシェルジュサービスは,そういう細かいことが苦手な年寄向けに情報機器を駆使して様々な情報を与えてくれるのが大きな強みだった側面はあるだろう.もちろん普通だとアクセスできない老舗へのアクセスなんかも多少はあったかもしれないし,海外で言語の壁があるような場合にはありがたいだろう.

個人的には,いくつかの店に実際に電話をかけて確かめる必要があるようなタイプの手配は割と苦手なので,そのへんがカバーできるとありがたいかもしれない.いずれにせよ,プラチナカードはそろそろデジタルネイティブとまでは言わなくても,それなりにインターネットに熟練した層が持ち初めているのだから,サービス側もそれに併せた意識改革は必要だろう.そういう中,メールやウェブから問い合わせができるようなコンシェルジュも増えているようで,今後に期待したい.



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

zenback