バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2011/12/20

35歳すぎて結婚できる男は3%というが,1割が5年以内に結婚できるという希望的なニュースとも

恒例の(?),統計数字の読み方が甘い記事を指摘するシリーズ.今回は以下のSPAの記事.

【恐怖】35歳すぎて結婚できる男は3%(日刊SPA!) - livedoor ニュース
「2010年の国勢調査のデータは実にシビアなものでした。上昇傾向にあった男性の未婚率が深刻化しています」と警鐘を鳴らすのは婚活コンサルタントの大橋清朗氏だ。とくに35歳以上は壊滅的で、2005年の調査では35~39歳の未婚率が30.9%であったのに対して5年後の40~44歳は27.9%。つまり、結婚できたのは3%しかいなかった。さらに5年後となれば、その数は1%に届くか否か……。
さて,まずは元データを探す作業から.2010年の国勢調査のデータということなので,未婚率の数字が年代毎に出ている以下のデータだろう.



比較元の2005年のデータについても大元は国勢調査だろうが,詳細を見るのは面倒なので以下の20~44歳の年齢別未婚率の推移(1950年~2005年)配偶関係-未婚率の上昇から引用する.こちらだけを見てもすさまじいのだが,男性で25-34歳の未婚率が30%ぐらい上昇.女性は多少手前にずれていて,25-29歳で40%,30-34歳で20%ぐらいそれぞれ上昇している.

さて,では本文で触れられてる,2005年で30-34の男性がその5年後の2010年,すなわち35-40歳になった時にどうなっているか.20-44までの5歳刻みデータと,さらに女性のデータも入れてみたのがこちら.

2005年のデータをグラフに図示されていたものを使ったのでずれているのか,本文中では30.9%となっていたのが,本データでは30%になっているのが少しひっかかるが,まぁ気にせずに行こう.2010年に40-44歳になっている男性は2%(原文では3%)しか結婚していない,と確かに読めなくもない.

だが,冷静に考えてみると30%のうちの3%というのはその集団の中では1割である.つまり,2005年に30-35歳で独身だった男性はそれから5年以内に1割が結婚できたというわけだ.これだとだいぶ印象が違う.結構希望が持てる数字に見えなくもない.

ついでに女性は同条件だと単純差で1.4%,率に直しても0.8割なので,男性よりも女性のほうが数字的には絶望的だ.まぁ,女性のほうが動くのは早いので,30-35→35-40を比較するべきなのだろう.これだとだいたい10.7%が片付いており,比率では3割程度という数字になる.このへんが焦りどころで狙い目,なのかも.

というわけで,やはり煽りタイトルはひどいなぁという話.で,この婚活コンサルタント,NPO法人花嫁学校の代表だそうな.ポジショントークポジショントーク.

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