詳細は過去記事でも触れたように,シティバンク銀行発足から2度目(1度目は2009年),シティバンク在日支店時代のプライベートバンク事業でやらかした(そして撤退した)2004年のものを入れると3度目ということで,報道はそこを大きくとりあげている.シティバンク銀行のCEOは1度目の際も現在と同じダレン・バックリー氏ということで,弁解の余地なく辞任ということですか.就任当時42歳で14ヶ月で3人社長がかわった会社を率いてきたというのはなかなかすごい.
ブルームバーグ「米シティ:日本のバックリーCEO辞任へ、金融庁は行政処分発令(2)」によると,
シティバンク銀はバックリー氏(45)の後任として、大手邦銀などで現在、主要ポストを務める日本人を起用することで検討に入った。今後、金融庁とも協議の上、年明けにも候補者を絞り込みたい考えだ。ということで,後任は日本人な模様.金融庁の顔色伺いか.
銀行利用者の立場としては,朝日新聞「シティバンク銀、一部業務停止へ 投信販売で違法」等によると,
金融商品の新規販売などにかかわる業務の一部を2週間~1カ月ほど停止する方向で検討している。預金の引き出しなどこれまでの顧客に対するサービスは続けられる。ということなのでほとんど影響は受けないものの,こちらも過去記事「自粛モード中らしいシティバンク銀行」で触れたように,あきらかに各種キャンペーンや新規サービスがこの自粛モードにより滞っているのがなんともはがゆい.年内でケリをつけて,あれだけ頑張った新支店その他への設備投資を生かしたモードに早く切り換えてもらいたいところだ.
クレジット事業については行政処分の内容にはかかってない(過去も同様に)ようなので,なにかの事業が停まることはなさそう.体制や方針としてはシティカードジャパンの社長は本体の取締役等兼務していないようなので影響は少ないか.もっとも今回交替するシティバンク銀行CEOは日本の総代表=シティグループ・ジャパン・ホールディングスのCEOを兼ねていたたので,まったく無影響ということはないだろうが.
それよりも情報漏洩事件のほうがおとがめなしなのはどうなんだろうと気になるが,これは本国の問題なので,ということなのだろうか.あるいは管轄が違う?自粛モードの銀行を後目に淡々とキャンペーンは打ってるようだしなぁ.
ともあれ,銀行のほうはどうやら6月あたりから自粛モードで運転してきたようだが,本ブログでは5月末の記事でシティバンクの動きになんとなく不安感を感じているのは,先見の明があったのだろうか?って,今年に入っていまさらシティゴールド獲得して喜んでいるようでは,とても先を見る目があったとはいえませんね,はい.
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