ロイター等による報道.クレディ・スイスのプライベート・バンキング,HSBCのプライベートバンクについて,のページはともに今(2011.12.22 23:00)のところ健在.驚きのニュースに見えるが,そうでもないのかな.名前はたまに聞くクレディ・スイスは意外に日本参入の歴史は古く,戦後間もなくから証券業務を中心に営業している.プライベート・バンキング事業には2009年から参入なので比較的浅い.スイスの金融グループであり,クレディ・セゾンとは何の関係もない.
元部長が1億3千万円の脱税で在宅起訴され,検察での取調べが「検察なう」とtwitterで可視化されたのが最近のニュースだったりする.
一方のHSBCは日本での活動開始は1866年とさらに早い.プライベートバンク事業についても,1986年に開始している.2007年の時点で,国内で11年間PBを継続しているのはうちだけだ,と胸を張っているインタビューもあったり.ちなみにグローバルのほうではプライベートバンキングにおいてHSBCは7位,クレディ・スイスは5位のシェアを持っているのでそれなりの取り引きなのかもしれないが,日本国内でのシェアは不明なのでよくわからない.
さておき,プライベートバンキング部門そのものは数億円の資産持ち向けのサービス,なのでまったく縁はないわけだが,HSBCが持っているHSBCプレミアというサービスは金融資産1000万円からなので無理すれば届かないこともない.こちらの参入は2008年で,マス富裕層を狙ったサービス.日経の報道によるとどうやらこちらはそのまま残すようだが,顧客は引き止められるのか.
どうも魅力的なサービスがないんだよねぇ.結局仕組預金とかに誘導されるわけで.クレジットカードも平凡なカードにしかウェブ上では見えないし.海外支店とやり取りとかするのなら,法人格が分かれてるシティバンクなんかよりもスムーズにできそうな気はするのだけれど.
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