このグラフの元データである日本政府観光局(JNTO)の統計が国別の統計値を出している.最新8月分の去年同時期との比較を見ると,全体としては30%減なのは当然として,大幅に減っているのは,韓国・中国・豪州・フランス・ドイツ・ロシアで-40%以上.台湾・タイ・インド・米国の減少幅は-10%台と低めとなっている.そんな中,なぜかマレーシアは4%増.
他にも19日の報道ステーションでは「東京ディズニーランドでは夏場以降首都圏からの客数が前年を上回る勢いで、隣接する東京ベイ舞浜ホテルも同様震災後例年の半分まで落ち込んだ客数が夏ごろから回復。」と言っていた.ちょっと情報源見つからないが,東京ディズニーランド(以下TDR)のやけくそ気味の値引き(夏期子供半額)で近郊と大阪からの客は増えており,それにともない都内のホテルは一見好調に見えるとのニュースが先日流れていたので,その影響だろう.TDR効果はすごい.
その一方でTDRは地震リスク対応型ファイナンス,なんてものも出しており準備万端に見える.これは特に今回の地震を受けたものではなく,常時用意しているものらしい.さすが柱が観光一本の会社は抜かりがないというかなんというか.そういう意味でははやばやと今年一杯でのシルクドゥソレイユZEDの撤退を決めた(ニュースリリース:pdf)のは,確固たる計算の下での判断なんだろうな.
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