バブル後入社であまり贅沢し慣れておらず,チケット手配も普通ネットだろうという一般リーマンが,そろそろいい年になってきたので作れるようになった上級カードをどう使っていくのがいいか,身の丈にあった利用方法や少し背伸びした使い方を試行錯誤してみるブログです.

2012/02/02

「クラウドも知らないの」はパワハラ?,とまでは言ってないよな

「クラウドも知らないの」はパワハラ!厚労省が初定義,という記事がzakzakに.
「クラウドも知らないんスか…」。ITに詳しい若手社員にこんな、冷たい視線を浴びせかけられたことはありませんか? それってパワハラかも。
例によって釣りタイトルだが,どこを拡大解釈しているのかが気になったので,元資料を確認してみることに.



比較的冷静な報道は新聞各社から行われており,日経新聞の「同僚のいじめ」も…職場のパワハラ6類型 厚労省あたりが無難か.
厚生労働省のワーキンググループは30日、職場でパワーハラスメントに当たる可能性のある行為を6つに類型化した報告書をまとめた。暴力や侮辱に加え、無理な仕事の強制や仕事を与えない行為なども挙げた。上司からだけなく、同僚間や部下から上司へのいじめや嫌がらせも含めるべきだと提案した。
ということで,類型がはじめて整理されたということらしい.特に,「職務上の地位だけでなく、人間関係や専門知識などを背景にした嫌がらせ」もパワハラの範疇に入れるべきだ,と提案している部分について着目したことで,このような記事が出ているようだ.他にも派遣による正社員いじめの事例なんてものも上がっている.

原文は職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告として厚生労働省のウェブサイトにある.IT知識を背景にした侮辱の言葉,のようなものが該当すると考えられるのは以下.

はじめに述べたとおり、パワーハラスメントという言葉は、上司から部下へのいじめ・嫌がらせを指して使われる場合が多い。しかし、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるものもあり、こうした行為も職場のパワーハラスメントに含める必要があることから、上記では「職場内の優位性」を「職務上の地位」に限らず、人間関係や専門知識などの様々な優位性が含まれる趣旨が明らかになるよう整理を行った。
 もう気づいてる人もいるだろうが,「クラウド」なんて文字は一切出てこないばかりか,「IT知識」すら出ていないことに注意.まぁ,要は「いじめ・嫌がらせ」としてこれまで捉えられてきた事象を,「パワーハラスメント」として顕在化させようということだろう.

ていうか,また研修増えるのかよ!と思わなくもないが.あと本ブログタイトルのロスジェネ世代としては,目の上の役に立たないのに高給取りな世代を突き上げるとパワハラ呼ばわりされるのかよ!とも思ったり.

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

zenback